ゴールデンカムイという漫画で、生真面目ながらも漢気とユーモアあふれるキャラで大人気な谷垣源次郎(たにがきげんじろう)。
谷垣は、秋田の阿仁生まれのマタギ(狩猟する人)であり、日露戦争にも参加した元帝国陸軍の軍人です。
日露戦争後は、鶴見中尉の元で第七師団として活動していました。
しかし、”悪夢の熊撃ち”の異名を持つ二瓶鉄造との出会いとアシリパのコタンに住むアイヌとの出会いにより、第七師団としてではなくマタギとして、杉元たちと行動するようになります。
旅の途中では、恋に落ちたり、スケベになったりと、その真面目さで読者を楽しませてくれます。
作者も谷垣が大好きで、ヤングジャンプに谷垣の写真集を掲載していました。笑
そんなみんなに愛されている谷垣の魅力をたっぷりと紹介します!
ゴールデンカムイ の谷垣とはどんな人?
谷垣は、生真面目で家族想いな杉元たちの仲間です。
初めは鶴見中尉の元で働き、杉元を追っていましたが、二瓶鉄造とレタラ(アシリパと仲のいい狼)を狩ることでマタギの心を取り戻しました。
更に、”アシリパのコタンでケガのお世話になったこと”、”インカラマッがしたアシリパへの不吉な予言でフチ(アシリパの母)がひどく落ち込んでしまったこと”をきっかけに、杉元たちを追いかけ、共に行動するようになります。
谷垣の母は、谷垣の妹が殺されたことにより気を病んで亡くなってしまったので、自分の母とフチを重ねてしまっているのかもしれません。
そんな家族な想いな谷垣は、元マタギであり、元軍人の為、戦闘スキルが高いです。
しかし、戦闘以外は苦手なので、インカラマッとの恋愛やサーカスでのダンスなどは不器用さが溢れていて非常に面白いです(笑)
そんなお茶目でかわいい谷垣にも注目してみていきましょう!
二瓶鉄造から谷垣へ受け継がれる勃起の精神!
谷垣は杉元一行を追う中で、「悪魔の熊撃ち」の異名をもつ二瓶鉄造に出会います。
陽気なオッサンですが、獲物に対する執着はものすごく、狙った獲物はどこまでも追いかけます。
そんな二瓶の口癖は「勃起!!」。
性的な興奮ではなく、熱い勝負になると心が勃起するようです。
よく分かりませんが、よく分かるような気がします(笑)
最強のエゾオオカミ”レタラ(アシリパが親しい狼)”と対決し、心の底から勃起したものの、命を落としてしまった二瓶の勃起精神は、谷垣に受け継がれることになります。
勝負事のとき、谷垣は必ず「勃起!」と口にしていますよね(笑)
二瓶のことを師匠のように思っていたのでしょう。
そして、その勃起精神は、共に過ごしたアイヌの子ども「チカパシ」にも受け継がれることになります。
こうやって後の世代に言葉や体験を伝えていくのは、文字を持たないアイヌ文化のようで、素晴らしいですよね!
何代も何代も勃起の精神が伝わっていくといいです(笑)
谷垣がかわいい?!随所でみせるピュアな心!
そんな谷垣は、ゴールデンカムイの作中でかわいいともいえるピュアな心を持っています。
そんなかわいいシーンを紹介しますね!
谷垣とインカラマッとの恋!愛する人を想う姿に感動!
杉元一行を追うときに、行動を共にしたのがインカラマッとチカパシです。
インカラマッは何を考えているのか読めませんでしたが、家族のように扱ってくれる谷垣を見て、次第に心惹かれていきます。
谷垣も同時に想いを寄せていき、二人は愛を誓います。
そんな谷垣愛するインカラマッは、網走監獄脱獄編の際に、キロランケに刺されてしまいます。
愛する女性であり、将来家族になるであろう女性を傷つけたキロランケを谷垣が許すはずがありません。
キロランケを追って、樺太に行き、遂に追いついた時に見せた谷垣の表情はとてつもない怒りに満ちたものでした。
本当に谷垣は想いやりのある男ですよね。
キロランケへの復讐は終わったので、今後は谷垣の大切な人には傷ついてほしくないです。
また復讐のために動いてほしくないです。
谷垣がラッコ鍋に興奮!スケベすぎるマタギ!!
バッタの大群から緊急避難した杉元一行は、空き家に逃げ込みます。
そこで食べたのは、性欲を刺激してしまうラッコ鍋!
このラッコ鍋を食べた杉元たちは、周りの男たちに興奮していきます。
中でもとりわけ色気を出していたのが谷垣です!
明らかにサイズの小さいシャツを身に着けていた谷垣は、胸のボタンが弾けて飛んで行っていました。
シャツがはだけて見せたのは、男らしい胸毛とパンッパンの胸筋でした。
それを見た白石は「このマタギ、スケベすぎる!」と一言。
あの雰囲気であの胸筋は、確かに男の私がみていても興奮、、、なんてことはないですが、そんな気にさせてくれるシーンでした(笑)
谷垣のサーカス団での紅子先輩との絆
樺太にて、杉元の無事をアシリパに知らせるべく、サーカス団での活躍を目論む杉元一行。
もちろん谷垣も参加するのですが、谷垣の演目はダンス!
不器用な谷垣は、必死で練習するも、思うように踊れません。
みんなが出来ているのに一人だけ踊ることのできないことで自分自身を責める谷垣。
「ブヒィ」と言って、ボロ泣きしています(笑)
そんな姿を見かねて励ましてくれたのが、ダンス団員を束ねる紅子先輩!
この紅子先輩の言葉で谷垣は立ち直り、ダンスは大成功に終わりました。
力を入れなくてもいいダンスにも、一生懸命取り組む谷垣の純粋さ、真面目さが非常にかっこいいシーンでした!
ゴールデンカムイの谷垣に関するまとめ
真面目でいつでも一生懸命な谷垣を紹介しました!
人とのつながりを非常に大切にしている谷垣の、愛する人や共に過ごす人を想いやる気持ちは、誰よりも強いと思います。
インカラマッと幸せになってもらいたいですし、これからも、真面目な谷垣の一生懸命な姿や笑える姿を見ていたいです!
樺太で杉元たちと別れてしまった谷垣が、今後どんな立場で杉元と再会するのか、どんなお茶目な姿を見せてくれるのかを期待しておきましょう!(笑)