今回はキングダムの成蟜(せいきょう)について。
キングダムは、この成蟜(せいきょう)がいなければ始まりませんでした。
最初は史上最低のおぼっちゃまキャラの成蟜(せいきょう)。
しかし、時を経てのその成長には感動すら覚えます。
特に瑠衣(るい)との絆には不覚にも涙を流してしまいました。。
キングダムは成蟜(せいきょう)の反乱から始まった!
キングダムは、政の弟である成蟜(せいきょう)の反乱から始まります。
現在の秦王である政と成蟜(せいきょう)は、腹違いの兄弟。
政は、敵国である趙に生まれ、幼少の頃は母と共にとてもつらい時期を過ごしていました。
一方の成蟜(せいきょう)は、生まれも育ちも秦の王都の中。
何の苦労も知らない、典型的な温室育ちのおぼちゃんです。
ワガママな性格に育っており、王族を尊重しそれ以外の人間は卑下する傾向にあります。
王族に対して並々ならぬ思いがあり、純血の王族でなければ王になってはならないと考えている成蟜(せいきょう)。
秦王である政の母親は王族でないことから、現王の政は王としてふさわしくないとの考えがあります。
そのため、父も母も王の血筋である自分自身が本当に王としてふさわしい、と思っています。
この考えにより、成蟜(せいきょう)は現在の王である政を暗殺し、クーデターを起こそうとします。
これが、キングダムの始まり。
この王弟である成蟜(せいきょう)の反乱によって、信の親友である漂は命を落としています。
キングダムの成蟜(せいきょう)は政と違いおぼっちゃま
前述の通り、成蟜(せいきょう)は何の苦労も知らないおぼっちゃまです。
実際は成蟜(せいきょう)の「王の血筋」に人が集まっているにも関わらず、成蟜(せいきょう)は「自分自身に」人がついてきていると勘違いしています。
そのため、政が成蟜(せいきょう)を追い詰めた時には、成蟜(せいきょう)の周りの人たちは我先にと逃げようとします。
気付けば、成蟜(せいきょう)は一人ぼっちでした。
そして、周りから見放された成蟜(せいきょう)は、クーデター失敗に終わります。
これにより、政は一躍秦の中での地位を固めることができました。
政の成長が成蟜(せいきょう)を成長させる
クーデター失敗により、成蟜(せいきょう)は牢獄に入れられることになります。
しかしながらその3年後。
政は、成蟜(せいきょう)を牢獄から出すことになります。
秦が合従軍に責められた時。
どうしても政は王都を離れなければならなくなりました。
しかし、呂不韋との争いを考えると、王都に信頼できる人を置いておきたい。
そこに白羽の矢が立ったのは、誰でもない弟の成蟜(せいきょう)でした。
その成蟜(せいきょう)の活躍により、政がいない王都にあっても、呂不韋がその勢力を伸ばすことはありませんでした。
これを考えると、政は本当に人を登用するのが上手だな、と思います。
生粋の人たらし、といってもいいですね。
王は、その権限に人が集まってくるのではない。
やはり、王としての人柄に、人は集まってくるのだ、と思います。
そんな政の人としての大きさに感化された成蟜(せいきょう)。
成蟜(せいきょう)も、王としての血筋ではなく、人としての大きさに人はついてくるのだと理解したのでしょう。
牢獄から出された成蟜(せいきょう)は、本当に成長を遂げます。
クーデターの時には一人ぼっちだった成蟜(せいきょう)。
しかし、牢獄から出た後には、本当に成蟜(せいきょう)を慕う部下がついていました。
信もそのことに気づき、成蟜(せいきょう)に対する評価を一変させています。
政は信だけでなく、本当に周りの人たちを一回りも二回りも大きくさせる不思議な力を持っています。
成蟜(せいきょう)と瑠衣(るい)との絆
そんな成蟜(せいきょう)には、妻がいました。
名前は瑠衣(るい)です。
前述の通り、成蟜(せいきょう)が一般の人の心を知らない時代であっても、瑠衣(るい)は成蟜(せいきょう)のことを見捨てていません。
私の個人的な意見では、この瑠衣(るい)の存在があったからこそ、牢獄に入れられていた間であっても部下の信頼を勝ち得ていたのではないか、と思っています。
政との関係も良好になり、成蟜(せいきょう)自身も政の考えや信念に突き動かされ変わっていきました。
しかし、そんな成蟜(せいきょう)にまた災難が降りかかります。
政の命令で趙の屯留という場所の攻略に向かうのですが、なんと屯留で軍を起こしクーデターを起こしています。
実はこれには裏があって、実際には成蟜(せいきょう)は捕らえられ、成蟜(せいきょう)名義でクーデターを起こしたかのように見せかけられていたわけです。
裏で糸を引いていたのはもちろん呂不韋。
そして、この反乱の最中で成蟜(せいきょう)は命を落としてしまいます。
この時に見せた、瑠衣(るい)との絆。
このシーンは、涙無くして読むことは不可能です。
まさか、成蟜(せいきょう)の話で泣かされるとは、キングダムを読み始めた頃にはみじんも思っていませんでした。
この話をまだ読んでいないという方は、是非ともコミックの35巻まで読み進めてみてください。
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成蟜(せいきょう)の活躍があり、今の政があります。
腹違いといえど、やはり兄弟。
絆はあったんだな、と思います。
キングダムの成蟜(せいきょう)に関するまとめ
キングダムの最初は、史上最低のおぼっちゃまキャラとして登場した成蟜(せいきょう)。
そんな成蟜(せいきょう)も、政の成長と共に、かなり成長しました。
そんな成蟜(せいきょう)の最期は、妻である瑠衣(るい)との絆を見ることができ、すごく感動。。
ぜひとも政には、この成蟜(せいきょう)の想いまで背負っていってもらいたいですね。