女型の巨人であり、エレンたちの裏切り者でもあったアニ・レオンハート。
無愛想でぶっきらぼう、そして戦闘力が桁違いのアニ。
しかしそんな中にも、エレンたちに対する優しさも時折見せています。
しかし裏切りが発覚し、水晶体のようなものでみずから結晶化して眠りにつきました。
物語上でも、眠りについてから4年以上が経過しており、その後アニがどうなったのかが気になるところです。
物語が進むにつれて伏線が回収される中、アニのその後だけはまだ謎のままです。
この記事では、アニの基本的な情報を整理し、そこからアニのその後について考察しました。
>>アニが復活した!
進撃の巨人のアニ・レオンハートとは?
アニ誕生日おめでとう🎊
3月22日は進撃の巨人アニ・レオンハートの誕生日 pic.twitter.com/lZgdc1EEq4
— ミント (@Minto_dyma945) March 21, 2017
アニ・レオンハートは、エレンやミカサと同じ第104期の訓練兵団。
アニは無口でいつも怒ったような顔をしています。
そのため、周囲には不愛想な印象を与えており、多少孤立気味でした。
その為、訓練兵時代は「連帯性に難がある」とも評価されています。
しかし104期生訓練兵の中ではかなり成績優秀なキャラクター。
「斬撃の進入角度に非の打ちどころがない」と教官から評価される一面も。
普段はクールですが、父から教わった格闘術を披露するときは活き活きとした様子を見せる一面もあります。
アニの壮絶な過去
アニの過去については、多くの描写はありません。
しかしアニの壮絶な過去をうかがい知ることができる情報があり、その一つが、アニの格闘術です。
アニは訓練兵時代にライナーやエレンを簡単にやっつけるほどの格闘術、体術を披露しています。
その中でも、特に足技はアニの一番の得意技であり、女型の巨人になった際も、その足技を使ってリヴァイ班やエレンを圧倒していました。
この格闘術は、アニが幼少の頃、父から叩き込まれたものであることが語られています。
それは、マーレが募る戦士に選ばれるために英才教育されたものでした。
アニは父の方針によってマーレの戦士候補性とりました。
アニを戦士とするため、アニの父はアニに対して過去かなり厳しい修行を行なっています。
アニは、あまりの修行の過酷さに嫌気がさし、一度父に反発したことがあります。
その際父を何度も蹴りで責め立てたようですが、当の父はアニが強くなった事をただ喜ぶばかりだったようです。
家族のためとはいえ、その人生を犠牲にしてきたアニ。
多少、人間不信になっていたのかもしれず、それが周囲に「冷たい」という印象を与えていた可能性があります。
そういえば石塚運昇さんってアニの父親の声もやってたな〜… pic.twitter.com/fpOJWGqiwu
— Hiro (@hiroaki07291) August 19, 2018
厳しい修行を強要していたアニの父は、アニに対して愛情を抱いていなかったわけではありませんでした。
アニが壁内へと行く前、アニの父はアニに対して涙を流しながら「この世の全てからお前が恨まれることになっても…父さんだけはお前の味方だ」と、父親としての愛情を口にしています。
そして同時に「約束してくれ…生きて帰ってくるって」ともアニへ伝えています。
このセリフはアニが結晶の中に閉じこもる直前、アニが思い出したセリフでした。
アニが有する女型の巨人の特徴
この説明見た感じアニに特別な力があるとかじゃなくて、女型の巨人自体に無垢の巨人を呼び寄せる能力があるんだろうな〜
母的な?無垢(子供)を引きつけるみたいな pic.twitter.com/pmBt8dB88n— ドラドラ (@ribero147) July 8, 2017
女型の巨人は、一言で言うと「万能型」の巨人です。
- 高い機動力
- 持続力
- 硬質化
- 無垢の巨人を呼び寄せる
この能力に加えて、英才教育を受けたアニの打撃技が相乗効果で何倍も強い巨人になっている気がします。
例えば、女型の巨人をアルミンが継承しても、なんか使いこなせないような。。
アニのその後どうなった?アニは結晶化してから成長していない
その正体が女型の巨人とバレたアニは、女型の巨人に変身し、そのまま壁外へ逃亡しようとします。
しかし、逃亡に失敗。
そのまま調査兵団に捕らえられました。
しかし、アニは捕まったときに自らを結晶化させることで指一本触れることができない状態に。
その後、しばらくアニは登場していなかったのですが、106話で久々に登場します。
アニはやはり成長してませんでした(髪が伸びていない)。
赤子継承もなさそう。
ということは水晶体の中で生きている可能性が高く、さらに成長していない。
つまり、アニの硬質化と無垢の巨人のうなじの中は似てるんじゃないかと。
ユミルなんて60年うなじにいてアレですしね。#進撃の巨人 #106話 pic.twitter.com/OxIrixMWVg— 「進撃の巨人」の謎が分かった (@edonopoh) June 9, 2018
久しぶりに登場したアニは髪が伸びておらず、成長していないことがわかります。
物語上でも、眠りについてから4年以上が経過している計算です。
「4年経過しても一切成長していない」
ということを、もう少し深掘りしてみます。
アニのその後を考える材料1:知性巨人の定め
少しだけ、知性巨人の定めを整理します。
知性巨人の定めは、2つありました。
- 知性巨人の持ち主は13年で死ぬ
- 13年がたつまでに他の巨人に喰われる(継承される)ことがなければ、知性巨人はランダムな形で赤子継承される
女型の巨人が赤子継承されているという描写がないことから、アニはまだ死んでいないと考えられます。
そして、アニは女型の巨人を継承してから、まだ13年も経過していません。
ライナーたちと同時期に女型の巨人を継承しているから。
しかし、ライナーたちはヒゲが伸びたり、顔が老けたりと成長しています。
一方、結晶化を保っているアニは成長していない。
ここから考えると、もしかしたら結晶化の中の世界は、一切時間が経過していない可能性があります。
つまり、結晶化の外であれば13年しか生きることができないが、結晶化している限り、いつまでも生きることができる。
結晶化のまま13年が経過し、アニは死んでしまうのではないか!?と思うアニファンがいるかと思うのですが、おそらく結晶化したまま死ぬことはないのでは、と考えられます。
アニのその後を考える材料2:父という伏線
これだけ時間が空いてもずっと結晶化したままのアニ。
ですが、結晶化したまま最終回まで起きない、というのも考えられません。
ということは、アニ自ら、もしくは誰かがアニを目覚めさせる必要があります。
ここで、アニが捕まる寸前に結晶化した理由を整理します。
アニは結晶化する前、父との思い出を回想しています。
そう、「約束してくれ…生きて帰ってくるって」という父の言葉を。
ここから考えるに、アニは父のこの言葉を支えに今まで頑張ってきた可能性があります。
ということは、父の存在がアニの結晶化を解く鍵かもしれません。
進撃の巨人って、意外と「仲間の大切さ」とか「家族の大切さ」に対してかなりメッセージ性が高い漫画、という印象を持っています。
そんなことも諸々考えると、「アニの父とアニとの約束」は重要な意味を持ちますね。
アニのその後に関するまとめ
今回の記事では、アニのその後について考察しました。
106話でアニが成長していないことが分かりましたが、それではまだまだその後を確定させる情報ではないですね。
しかし、家族の大切さ、という進撃の巨人が持っていると思われる壮大なテーマを考えると、アニの結晶化を解くのは父との約束なのかもしれません。
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