進撃の巨人の登場人物の中で、正義感の塊とも言えるマルロ。
今回の記事では、そんなマルロの死に関して考察していきます。
元々は憲兵団として活躍していましたが、自分の正義を貫くために調査兵団へ。
そして、調査兵団でも自分の正義を貫き、最後はエルヴィンと同じ地で死を迎えます。。
そんな「正義と死」について考えさせてくれたマルロ。
気になるヒッチとの関係も考察しました!
進撃の巨人のマルロとは?
ナスシティとして、滋賀のマルロとして pic.twitter.com/0cEAcTViol
— フルメタルナスシティ (@pass_i_on) 2019年7月11日
マルロことマルロ・フロイデンベルクは、アニやヒッチと一緒にストヘス区憲兵支部所属の二等兵です。
黒髪のおかっぱのような髪型が特徴的。
他の同期は壁の中で食事に困らず、安全に仕事ができ、暮らしていける憲兵団の特権を目的として入団する中、マルロはそんな腐敗してしまった憲兵団を正すために入団します。
そのためとてもまじめな性格で新兵たちのなかでもリーダー的存在。
自分の思いを現実へとするべく、憲兵団上層部を目指すマルロ。
マルロが自分の理想を語っていると、それを聞いていたアニは憲兵団の組織の仕組みが人間の本質が表れるような構造になっていること、周りがズルをし逆らえず、流されるような弱い人も人間だということを話します。
すると、変わるべきなのは人間ではなく組織の仕組みなのではとマルロは考え始めるのでした。
なぜマルロは憲兵団から調査兵団に移ったのか?
第2位:マルロの問い
「じゃあ…何であんたは…」「そんな調査兵団なんかやってんだよ?」
というマルロの一言が痺れました。空気感が好きです。 pic.twitter.com/ipGCWsJdS8— 調査兵ナガト (@nagatoshingeki) 2019年4月28日
そんなマルロは、憲兵団から調査兵団に移ります。
きっかけは王政に対してクーデターを起こし、逃亡している調査兵団をヒッチとともに捜索をしていたときのこと。
人類を守るために命をかけている調査兵団が本当に民間人を殺して逃げまわってているのかと疑問を抱きます。
しかしその後、ヒッチとともに探していたはずの調査兵団に逆に捕らえられてしまいます。
捕らえられているときにリヴァイから話を聞くことで調査兵団が真の正義であることを確信したマルロ。
憲兵団に変装して潜り込もうと考えているリヴァイに自ら協力することを名乗り出ます。
ジャンはマルロのことが本当に信じられるのか、覚悟があるのか、ナイフを使って殺そうとするフリをして試します。
マルロは一度握ったナイフを捨て、調査兵団が今も命を懸けて戦い続ける限り信じると話たのでした。
これによってマルロの覚悟が証明され、協力者となります。
その後クーデターが成功すると正式に調査兵団へと転属したのでした。
マルロとヒッチの関係は?
進撃の巨人見てきた!調査兵団を追っていた憲兵のマルロとヒッチだったが…ジャンのある試しによって調査兵団に力を貸す事になる。一方、中央憲兵追われていたフレーゲルだったがハンジ達や街の皆の協力を得て父親の死の真相を皆の前で中央憲兵に証言させる事に成功する。遂にエルヴィンの処罰が近づく pic.twitter.com/zCfLM26NMv
— 影虎どん🔥メガネストは完全燃焼🔥 (@19_kagetora) 2018年8月13日
マルロと同じ、ストヘス区憲兵団支部に配属されたヒッチ。
ネットでは、ヒッチとマルロが恋愛関係にあったのではないか!?ということが噂されています。
最初は”憲兵団を変える”というマルロの発言を聞いて、冷やかすような発言をすることもあったヒッチ。
正義を貫くマルロと不真面目なヒッチという正反対の二人です。
その後、ヒッチは調査兵団の護送任務ではマルロの指揮の元、一緒に仕事をしたり、リヴァイなどの調査兵団を捜索する際にはマルロと組むこともありました。
ジャンがマルロのことを試し他時には、ヒッチはマルロが殺されると思い、木の棒でジャンに殴り掛かり助けるような一面もありました。
マルロが調査兵団へ転属するということを知り、さまざまな理由を並べて説得してみるものの引き留めることはできませんでした。
明らかな好意の発言はなかったものの、ジャンから助けたことや調査兵団行きを引き留めたことなどから、周囲はヒッチのマルロに対する特別な感情に気付いていました。
しかし、マルロ自身はそのような感情を抱いているヒッチに気付かず、また自分自身のヒッチに対する思いにも気づいてはいないのでした。
でも獣の巨人を前に自分が死ぬのだと感じた際、ふと頭に浮かんだのはヒッチのことだったことからお互いに特別な感情を抱いていたのではと考えられます。
マルロが死亡!
調査兵団に転属したことでこれからどう活躍してくれるのか期待していたマルロ。
しかし、ウォール・マリア奪還作戦にてエルヴィンや他の新兵と一緒に獣の巨人に特攻をしかけます。
エルヴィンが倒れても周囲を先導して突き進みますが、最後には獣の巨人が投げた石がぶつかることで頭部を吹き飛ばされたことで戦死しました。
マルロは自分の正義を信じ、また調査兵団の正義を信じてウォール・マリア奪還作戦に参加しました。
しかし実際に巨人を目の当たりにし、死ぬのだと悟ったことでその正義が揺らぎ、参加していることを後悔する姿が描かれています。
真っすぐな正義を振りかざしていましたがそれが通用することなく死んでしまったことから考えると、この世界にとっての正義とは何なのか、正義を通そうとする人ほど早く死んでしまうように感じられます。
実際に作戦に参加する際、弱音を吐いて逃げ出そうとしていた同じく調査兵団のフロックが特攻をしかけたチームで唯一生き残っています。
結果論ではありますが、正義の名の下に死んでいく人が少なからずいるこの世界。
それが実世界にも当てはまるようで、とても考えさせられます。
マルロの死亡にネットの反応は?
マルロの死はネットでも悲しむ声が数多くありました。
特に、ヒッチを思い浮かべるシーンではマルロにとっての日常、平和の象徴がヒッチの姿だったのではという意見もあります。
進撃の巨人 3期 season2終了
モブリット、マルロ、新米調査兵
そしてエルヴィン団長勇敢だった兵士たちよ安やらに眠れ…#進撃の巨人season3Part2 #進撃の巨人season3 pic.twitter.com/tlLdCtkjYK
— ☠ゆう🍮 (@yu_onepiece1117) 2019年6月30日
進撃マルロの死のところ切なすぎる
— Potato (@potatonootouto) 2019年5月27日
マルロに死が見えた瞬間に浮かんだ生への渇望が、今まで見てきたヒッチの姿じゃなくて「今頃涎垂らして寝てるだろう」っていう想像の中のヒッチだったってのが…それがマルロが思う平和と日常の象徴だったんだなってのが…「ああ、いいなぁ」には色んな意味が含まれてるのが映像になって余計感じられた
— ✩ばけつ✩ (@nekobaketsu) 2019年5月27日
進撃の巨人のマルロの死に関するまとめ
憲兵団にいる唯一、真っすぐ自分をもち、生きていたマルロ。のちに調査兵団となりますが、壁内で正義を語っていただけに期待をしていた人も多くいたのではないでしょうか。
囮の特攻をするには惜しい存在で、早すぎる死でした。彼が報われる日がいつか来ますようにと願うばかりです。