キングダムファンから、かなり愛されている麃公(ひょうこう)将軍。
史上最強の本能型の将軍として、長いこと秦国を支えてきました。
そんな麃公(ひょうこう)将軍の最期に残した名言は、涙無くしては読めないものです。。
そして麃公将軍は最期に自分の盾を信に託しました。
今回の記事では、その麃公(ひょうこう)将軍の盾について。
なぜ信に盾を託したのか、その意味を考えてみます。
そして、信がその盾を戦場に持ち出すことはあるのでしょうか!?
キングダムの麃公(ひょうこう)将軍が信に託した盾とは?
麃公将軍はキングダムの1巻~30巻に登場し、圧倒的な存在感を示した秦国の大将軍です。
キングダムでは将軍を知略型と本能型に分けていますが、本能型の頂点とも言われる将軍です。
とてつもない勘の良さと持ち前の大胆さで、知将の策略を次々に見破っていきました。
例えば、蛇甘平原では知将呉慶を討ち取っていますし、合従軍と戦った際の南道の戦いでも李牧の戦術を打ち破りました。
戦場が家であり、戦いが生きることと語る麃公将軍。
そんな麃公将軍が自身の盾を信に託したのはどのような場面だったのでしょうか。
麃公将軍が信に盾を託したのはどの場面?
麃公将軍が信に盾を託したのは、秦国が合従軍と戦った時の南道の戦いの時。
戦場にいたほとんどが函谷関を落とすことしか頭になかった中で、李牧だけは南道を通って咸陽を落とそうとします。
知略型の将軍では、絶対に気づかなかったであろう、南道。
しかし麃公将軍だけは、その持ち前の勘で気付くのです。
本当にこの時ばかりは、麃公将軍がいないと秦は破れていましたよ・・・。
南道で李牧軍と戦い、李牧の術を破った後、すぐに龐煖(ほうけん)が登場します。
龐煖(ほうけん)が王騎を討った男だと分かった麃公将軍。
王騎を討ったほどの圧倒的な武を前に、最悪でも道連れの覚悟で戦いに挑みます。
そこへ駆けつける飛信隊。
信を自分の元に呼び寄せても無駄死にさせるだけだと悟った麃公将軍。
そこで麃公将軍は自分の盾を信に投げ、「咸陽へ行け!童信!」と叫んだのです。
>>麃公将軍が信に盾を託す合従軍編のキングダムアニメ3期を無料で見てみる
麃公(ひょうこう)将軍が信に盾を投げた意味とは?
その後、龐煖の腕を1本折るのと引き換えに散った麃公将軍。
麃公(ひょうこう)将軍が信に盾を投げた意味は何でしょうか??
理由は2つあると考えています。
- 麃公将軍を助けるのではなく、咸陽を守れというメッセージ
- 信を、大将軍になる素質のある男だと認めた
麃公(ひょうこう)将軍が信に盾を託した意味:咸陽を守れというメッセージ
前述の通り、龐煖の圧倒的な武を前に、麃公将軍はその最期を悟っていたのだと思います。
しかしその状況を知らない信。
信はあくまで、麃公将軍を助けようとします。
しかし、南道に来た目的は、咸陽を守るためです。
麃公将軍を助けようと戦場の中心に信がくると、おそらく巻き添いで死んでしまう。
そう思ったからこそ、盾を信に託し、あくまで咸陽を守れ、という意思を示したのではないかと考えます。
「盾=守り」ですから、咸陽を守ることの意味を伝えた可能性があります。
麃公(ひょうこう)将軍が信に盾を託した意味:大将軍になる素質のある男だと認めた
そして麃公将軍が信に盾を託したもう一つの意味。
それはズバリ、信を将来大将軍になる素質のある男だと認めたからでしょう。
麃公将軍は信が王騎の矛をもらったことを知っていました。
おそらくなぜこの小童(信)が王騎より矛を受け取ったのかを、信の戦いぶりを見て考えていたのではないかと思います。
蛇甘平原から始まり、合従軍戦での活躍ぶりをみて、徐々に戦いの才、とりわけ自分と同じ本能型の才があることに気付きます。
そして最後の南道での戦い。
ここでも信は麃公将軍の背を追ってきます。
そんな信の姿を見て、信に自分のような本能型の大将軍になって中華を駆け巡ってほしいという思いから、信に盾を託したのだと思います。
かつての大将軍から次の時代の大将軍へ。
麃公将軍の炎が紡がれていきます。
島爺マスク被った時は確実に麃公将軍似だと思います pic.twitter.com/9nHFTK8kfY
— しまじい(82) (@SymaG2525) September 9, 2018
麃公の盾を信が持ち出すことはある?
さて、麃公将軍の盾を信が麃公将軍の盾を持ち、戦場に行くことはあるのでしょうか。
1巻の冒頭。
未来の信の姿には王騎将軍の矛は描かれています。
しかし、麃公将軍の盾は見当たりません。
今後、信が盾を持ち出すにあたって、二つの伏線があると考えます。
- 麃公将軍は龐煖(ほうけん)に破れていること
- 龐煖(ほうけん)の史実
信が盾を持ち出す理由:麃公将軍は龐煖(ほうけん)に破れている
信が初めて王騎の矛を使うのは鄴攻め(46巻)の時です。
初めて戦場に矛を持って行った時、信は王騎の矛を使いこなせていませんでした。
あまりの振り遅れに、見ているこっちがハラハラしましたよね。。
盾と矛を二つ使いこなすのは、かなり技術が要りそうです。
というか、馬の手綱を引いているので、むしろ盾と矛を二つ使えるのか?という疑問もありますよね。。
ですが、もし信が戦場で盾を使うとしたら、王騎の矛を使いこなせるようになってからじゃないかと予想します。
なので、まだまだ先になりそうです。
いつ盾を持ち出すかはわかりませんが、本当に盾を持ち出すときが来るとしたら、龐煖(ほうけん)を討つときではないでしょうか。
王騎将軍と麃公将軍は、龐煖(ほうけん)の武の前に破れています。
そのため、信が盾を持ち出すのは尊敬する二人の仇である龐煖(ほうけん)を討つときであって欲しいですし、あるべきだと思っています。
信が盾を持ち出す理由:龐煖の史実
ところで、史実において、龐煖(ほうけん)はいつまで登場しているのでしょうか。
実は紀元前236年の鄴攻めの年で途切れています。
しかし、戦死したという記述はありません。
そして、昌平君は鄴攻めが成功すれば3年で邯鄲が落ちると言っています。
これら2つの情報を合わせると、信が盾を持ち出すのは鄴攻めから3年後の邯鄲攻め。
力をつけた信が王騎の矛と麃公の盾を持ちだす。
そして、龐煖(ほうけん)との熱戦の末、仇を討ち、六大将軍の一席を勝ち取る。
ここまで上手くいくかは分かりませんが、このような流れを私は大いに期待します!
絶対に討ち取れ信!!
信が麃公将軍の盾を持ち出すまとめ
大将軍の中でも本能型の極みにまで上り詰めた麃公将軍。その麃公将軍が信に託した想いは相当重いものに違いありません。
麃公の盾を託された信はさらに強くなり、さらに凄まじい大炎を巻き起こすことでしょう。
そして麃公将軍よりも酒豪に!なるかもしれませんね(笑)