キングダムのコミック2巻のネタバレ感想記事です。
500年に及ぶ、中華の春秋戦国時代。
今では大人気のキングダム。
全ては、信と漂との日々から始まりました。
キングダムコミック第2巻では、山の王との同盟を結ぶために、政が山の民の住処に連れて行かれるのでした。
キングダム3巻
キングダム3巻には、全11話収録されています。
第20話:楊端和
第21話:会談
第22話:盟
第23話:太子の座
第24話:騎兵の夢
第25話:3千対8万
第26話:王都咸陽
第27話:開門
第28話:先人
第29話:電光石火
第30話:対面
第20話: 楊端和
結局山の民に捕らえられてしまった信、河了貂と壁の3人。
秦国の人間に対する山の民の怒りは大きいようで、捕らえられている信たちを殺そうとする山の民。
信達を殺そうとした山の民は、家族を平地の人に殺されていた。
それを助けてくれたのがタジフ。
しかしそれは、王の命令だから、という理由だけだった。
そして、秦王の政は、ついに山の王の楊端和と相対する。
山の王の姿は凶々しく、とてもじゃないが、力では屈することが出来なさそうな相手だ。
第21話: 会議
力を借りにきた、と言う政。
しかし、山の王と山の民たちは、そんな政をあざ笑う。
自分たちは、政を裁くために連行したのだ、と。
今から400年前。
穆公と山界が盟を結んだときは、友好で新しい国の広がりに至る兆しを見た。
しかし、穆公が亡くなった後。
秦国の山の民に対する仕打ちはひどかった。
その400年前の怨念を鎮めるために、政の首をはねる必要がある、と。
政は、400年前の愚行を詫びた。
しかし、それでは政の首をはねる理由にはならない、と続ける。
国、民族、文化、信仰。
異なるものが交わるときに、一滴の血も流れなかったことはない。
この問題は根深く、政1人の首をはねたところで解決しない、と。
この政の姿勢に、楊端和は仲間を殺される痛みを知れ、と信たちを連れてきた。
しかしそれでも政は続ける。
「その痛みは十分に知っている」と。
分かっているからこそ、王なら恨みや憎しみにかられて剣を取るのではなく、人を活かすために剣を取るべきだ。
今まで、国境を築いてきた。
だから摩擦が起きて血が流れた。
だから政は、全国境の排除をやる、と話す。
今まで500年続いた乱世。
これからまた500年続くかも知れない。
これは茨の道かも知れないが、誰かがやるしかない。
だから俺がやる。
なんの話をしているか混乱する信。
政は「俺の目指すところの話だ」と言う。
玉座を取り戻すのは、あくまで政の路の第一歩にしかすぎない。
政は、中華を統一する最初の王になる。
そのための協力を得に山の王に会いにきたのだった。
第22話: 盟
中華を統一する最初の王になる、と語った政。
その想いは、かつて楊端和も描いていた国の姿と遠くないものだった。
楊端和には、世界を広げたい、という想いがあったのだった。
政の真っ直ぐな想いに、迷いを見せる、楊端和。
しかし、復習に駆られる老人の山の民の一言で、またしてもピンチになる信たち。
だが間一髪、縄抜けの術を漂と練習していた信が抜け出し、反撃する。
そして信は楊端和に言う。
「政が困ってんだから、人助けと思って力貸してくれ」と。
程度の低い説得に、呆れる壁と河了貂。
それでも続ける信。
かつて盟を結んだ人たちが見た夢を、現実のものに変えるのが、死んだやつらを想うことだ、と。
信の言葉に心動かされたか、少しの沈黙が流れて、楊端和が言う。
我らは手荒い!玉座奪還の際、王宮は血の海になるやも知れぬが構わぬか?
政「…そうやって奪われた。何の躊躇があろうか」
そして、仮面を取る楊端和。
その姿は、とても美しい女性だった。
楊端和「山界の王、楊端和は、秦王嬴政(えいせい)とかつてない強固な盟を結ぶ!
全軍死闘の覚悟で出陣準備!
目指すは秦国、王都咸陽也!」
これにより山の民と政たちは、咸陽に向けて出発した。
第23話: 太子の座
政が山の王との盟を復活させていた頃。
王宮では、王弟の成蟜(せいきょう)が、ランカイを使って昌文君の配下を虐殺していた。
「こんな反乱は許されない」と叫ぶ昌文君の配下に対して、成蟜はあくまで「あるべき姿」に戻しただけだ、と言う。
それは5年前。
皇太子は成蟜ではなく、政に決まったとの知らせが。
その知らせを聞いた王宮の大臣たちは、こぞって手のひらを返した。
そう、成蟜に付いてきていた大臣たちは、成蟜個人に付いてきていた訳ではなく、次の王と目される人に付いてきていただけだった。
この頃からだ。
成蟜が政に復讐心を持ったのは。
第24話: 騎兵の夢
次第に馬にも慣れ、ちゃんと馬を操れるようになった信。
馬に乗るのは、漂と修行してた頃からの夢だった。
そして場面は変わり、王宮の成蟜。
昌文君の配下を全て粛清した成蟜は、次は昌文君一族を連れて来いと言う。
しかし、昌文君の領地は、既に王騎将軍のものとなっていた。
王騎は、昌文君の一族は自分の奴隷だとして、渡さなかった、と肆氏(しし)が言う。
この回答に、さらに不機嫌になる成蟜。
だが、呂不韋を討つための軍隊を一目見て、「らしくなってきたではないか」と、不敵な笑みを浮かべた。
第25話: 3千対8万
政の到着に、礼で迎える昌文君一同。
信たちが山の王とあっている間、昌文君の兵も多くなっていた。
昌文君の兵は、政を守った信を労う。
そして、楊端和、政、昌文君、壁の4人での作戦会議。
成蟜の軍は、8万にまでなっているとの報告が。
一方の政たちは、3千しかいない。
この絶望的な数字の差に、「悪くない数字だ」と言う政。
昌文君も、”策”を施すにはうってつけの数字だと言う。
そして、信たちに、山の民と同じようなお面を作るように指示する。
お面が作り終わった頃。
政たちは、咸陽へ向けて出発した。
第26話: 王都咸陽
咸陽に着いた、政一行。
信が「デカすぎて何が何だかわかんねー!」というほど、咸陽はかなり大きな都だった。
楊端和でさえ、「さすがだな」と言う。
信には、この大きすぎる咸陽をどうやって攻めるか分かっていない。
一方の成蟜側。
8万いる軍隊だが、本当は40万ほどの軍を興すつもりだった。
しかし、結局は呂不韋軍の20万に満たない8万。
内心、竭氏は焦っていた。
そこに、援軍として山の民の大軍が現れる。
味方と思わせて王宮まで招き入れさせれば、無傷で城壁を越えることができる。
これが”策”であった。
突然の山の民の登場に、どうしたものかと慌てる成蟜陣営。
そして結果的に、竭氏は信たちがいる山の民の軍を受け入れることにした。
そう、政たちが考えた”策”に、見事乗ってきたのだった。
第27話: 開門
山の民の、突然の盟の話を聞き、疑問に思っている魏興。
それは「なぜ今なのか?」ということ。
数百年もの間、絶縁していたのに、なぜ今なのか。。
そして、王宮に繋がる城壁の前まで無傷で来た政たち。
ここから、信の大将軍への道が始まる!
第28話: 先陣
この先の王宮へは、50人までしか入れない。
そのため、王宮のことを知り尽くす10人と、山の民の精鋭40人で構成した軍で入る。
朱亀の門で武装を解くことになっている信たち。
つまりは朱亀の門が開戦場所だ。
そして朱亀の門に着いた一行。
ついに政が戦の第一刃を切った!!
第29話: 電光石火
この突然の事態に、怒り狂う竭氏。
朱亀の門が、一気に戦の場となった。
成蟜側の軍を圧倒する、山の民たち。
しかし朱亀の門は、外側から簡単に開けることができない。
門の内側に入り、開けるしかないのだ。
山の民が壁を登ろうとするが、簡単には登れない。
それどころか、登ろうとした無防備なところを狙われてしまう。
それを見て、信が壁を駆け上る。
すると、なんと壁の頂上に届いた!
第30話: 対面
このまま信は壁の内側に降り立ち、内側から門を開ける。
これを見て焦って逃げる竭氏。
自分の部下を投げ捨ててまで、必死に逃げる、卑怯な一面を見せる。
しかしそれでも、山の民の足の方が早い。
山の民が、ついに竭氏の首を討とうとした、その時!
肆氏(しし)が率いる連弩隊の援護によって、間一髪逃げた竭氏。
肆氏は、この反撃が政の策略によるものだと、先ほど気づいた。
そして、姿を見せる政。
しかし、政が姿を見せるのは、作戦の一部だった。
政を囮に使い、その間に成蟜を討つ。
これが、”策”の一部だった。
キングダムネタバレ感想:3巻
ついに、王都咸陽に戻ってきた政。
しかし相手は、秦国の軍8万。
対する政は、山の民を入れても3千。
成蟜側に対して姿を見せた政は、後に引くことができない。
政が死ぬか、それとも成蟜と竭氏を討つか。
4巻ではどうなるでしょうか!?
それにしても、成蟜と竭氏のゲスっぷりには怒りすら湧きますね。
成蟜は人を殺すことを、もはやエンターテイメント化してます。
そして竭氏は、部下を投げ捨てでまで自分が助かろうとする。。
本当に、救いようがないコンビです!
キングダムネタバレ3巻:ネットの反応
3巻を読んだ感想はどうだったのでしょうか?
そうだったんだ。怨念の連鎖を断ち切ることが本当にできたらすごいことだ。
おもろいさいこーでした続きが見たいです!しんさいこー!!!!
信と政がついに動き出した。いいところで終わってしまうので4巻が楽しみ。本巻は、山の民と秦国とのつながりがメインであった。相変わらず物語のテンポが良い
山の民の王 楊端和と共に咸陽に攻め入るまでを描く。山の民の豪快な性格とは逆に、楊端和が女性というギャップがキャラクターを引き立てている。山の民の馬上の姿が、真似したくなる。
とても絶賛されていますね!
まだ読んでいなければ、ぜひ読んでみることをお勧めします^^