その始まりは、衝撃的な第1話でした。
親友である信と漂(ひょう)が、あることをきっかけにして、その運命が大きく動きます。
信がなぜ将軍になることに固執しているのか。
今回の記事では、その鍵を握る漂(ひょう)について解き明かしていきます。
キングダムの漂(ひょう)とは?
漂(ひょう)は戦争で身寄りを無くして戦争孤児となり、里典の下で十年以上も奴隷として働いていました。
年齢は正確に書かれていませんが、信と同年齢だと思われるため、15歳かと思われます。
漂は食事、家事、内職のどれに関しても出来がよく、里典の中でも評判が良かったようです。
オイラ、信のことは嫌いだったけど
漂のことは大好きだったんだ
と、里典の子供である侑が言っています。
この子が侑ですね。
この前キングダム1巻読んだ影響かうちら4人は使用人みたいな感じで(戦争孤児ではない)、きーちゃんは里典の家の子だった(いじわるではない)。 pic.twitter.com/6HQnFURfVC
— あやぴゃん (@ayapan4021) February 15, 2017
かなり信頼が厚かったことが伺えます。
キングダムで信と漂(ひょう)の関係は?対戦成績は五分だった?
そんな「完璧」な人物だった漂。
そんな漂が信と出会ったのは、同じ里典の下でした。
漂が奴隷として働きだしてから10年以上が経過した頃。
信もまた、里典の下で奴隷として連れてこられました。
これが出会いですね。
漂と信は、「天下の大将軍になる」という夢のため、お互いに剣の修行を行いました。
修行内容は単純明快で、延々と試合をするというもの。
その試合の回数は1253戦!
激しい試合を1000回超えて続けていた二人に、昌文君も驚きを隠せませんでした。
戦歴は信が1253戦中332勝334敗587引き分けでした。
漂(ひょう)が王宮に仕官する前夜、信と漂(ひょう)は最後の試合を行います。
最後の試合は二勝分。
どちらが勝ったのかは描かれていません。
ですが、今の信の成り上がりを見ると、かなり漂も強かったことがわかります。
キングダムで漂(ひょう)はどうして王都に行ったのか?
漂は第1話でその命を無くしてしまいます。
それは、王都に行き、内乱に巻き込まれたためです。
漂と秦の王様である政(えいせい)は容姿が瓜二つでした。
その容姿に、政の側近である昌文君が暗殺されそうな政のために影武者として用意したのです。
漂は、危険な任務であると知りながら、でもこの任務が成功すれば自分の夢である大将軍となる夢に大きく繋がると確信し任務に臨みます。
その際信も連れて行って欲しいと要望しましたが、昌文君は信を連れて行くことはありませんでした。
おそらく情報漏洩を考えてのことだったのでしょう。
しかし、漂はその任務に失敗し、命を落としてしまいます。
『キングダム』1巻
このシーンが全ての始まりでした…。
初めてキングダムを読んだ時にすごく驚いたのを覚えています。この漂の死があったからこそ信は強い信念を持って突き進めているのだと思います。
みなさんぜひ!!#キングダム pic.twitter.com/9rrTfUVL3k
— 週刊少年ジャンプ速報 (@comiclover) November 30, 2015
雨トーク➡情熱大陸と連続で見て
遂にコミックスを1巻から読み始めてしまった。寝れる気がしない😅今更ながら、漂を残しておけば良かったと後悔したシーン❗
ふぐぅっ❗漂❗漂ー( ノД`)…❗ pic.twitter.com/2bNUjYsvKO— ふぇしも。 (@feshimon1) May 21, 2017
そして、もう自分の命に後がないと悟った漂は、信にその全てを託したのです。
これが、キングダムの全ての始まり。
信がなぜこれほどまでに将軍の夢に固執しているのかというと、信1人の夢ではなく、大親友だった漂との2人の夢だからです。
だからこそ、どれだけ大ピンチになろうとも、そこから希望を見出すのでしょうね。
漂(ひょう)の強さは?王都での活躍から見る漂の強さ
前述の通り、修行では信と漂は互角の強さでした。
ということは、生きてさえいればかなり強かったのではないかと思われます。
実際に、王都からの脱出の際、大ピンチだった時に軍を率いた姿は将軍ほどの強さがあったと描写されています。
キングダムを再び読む。
漂が今でもいきてたら、どれだけの将軍になったのかなーと、たまに思う。 pic.twitter.com/UefjXZEyAH— よしだ@4時ラー (@famiphoto_stat) April 30, 2019
本当に、漂が今生きていたらどれだけの将軍になっていくのかな、と思いますね。
ですが、漂は実在の人物ではないため、信の今後を描くために生まれたオリジナルキャラクター。
このまま読者の想像を駆り立てる存在であることもいいのですよね。
信が持っている剣は漂(ひょう)のもの?
信がいつも使っている剣。
戦地に行くと、この剣に多くの人物が何かしらの反応を示しています。
ですが、信は奴隷の身。
高価な剣を買うことはできなさそうですよね。
実はこれ、漂が王都での反乱の任務の際に受け取っていたとされる剣。
漂の遺言で黒卑村に行くことになった信は、漂が帯刀していた剣を持っていきます。
その剣を、ずっと使っていたのですね。
実際に、漂を追ってきた朱凶は、漂に剣がないことに気付きます。
そか、信がつねに持っている剣は、漂が任務でもらっていた剣だったのかー。 pic.twitter.com/uel8NGdq4c
— よしだ@4時ラー (@famiphoto_stat) April 30, 2019
王からいただいた剣なので、一般の人からしたらかなりいい剣に写っていることでしょう。
このように考えれば、廉頗の一撃を止めたのにも納得がいきますし、みんなが反応を示すのにも納得がいきます。
そんな信は、かつて六大将軍だった王騎将軍の矛を使っています。
漂の意思を継ぎ、そして王騎将軍の意思を継ぐ。
信は今後もどこまで強くなっていくか楽しみです。
漂(ひょう)は生きている?生存していると考える人も
漂に関して調査していると、このように考えている人もいるみたいです。
キングダムで質問です。無いとは思いますが、実は死んだのは政で、今いる秦皇帝は実は漂だと言う事はありませんか?
その方が話が面白くなるし、漂が死ぬエピソードが生きてくる気がします。
正直、それが無いと漂の存在意義がわかりません。実は漂だったなんて展開あると思いますか?
そうだったら、話の展開としてはかなり面白そうですが、それはなさそうですよね。
キングダムは一応史実に基づいているので、政が死んでいるとなると、それはそれで話の辻褄が合いませんよね。
ということで残念ですが、漂は既に死んでいると考える方が自然です。
キングダムの漂(ひょう)に関してまとめ
この記事で漂のことが詳しくなったでしょうか??
第1話で死んでしまう漂ですが、その存在は常に信の中にあり続けています。
信があれだけ頑張れるのも、信1人の夢ではなく、信と漂の2人の夢だから。
今後の信にも注目しましょう!!