2019年6月9日発売の、別冊少年マガジン7月号で進撃の巨人118話が掲載されています。
そしてこの進撃の巨人118話でネットを騒がせているのが、イェレナの怖すぎる顔!
私も夜中2時ぐらいに118話の記事を書いていたので、イェレナの表情は怖くてトラウマものでした。。
この表情は、どんな感情から出ているのか?
そして、これはどんな伏線に繋がっているのか?
そんなことがネット上で話題になっています。
今回の記事では、このイェレナの怖すぎる顔がどのようなことを含んでいるのか、考察してみたいと思います!
新章に入ってから、イェレナがかなりインパクト高く登場していますよね。
イェレナの真の目的というのも、かなり気になるところではあります!
イェレナの進撃の巨人118話の顔が怖い!
まずは、ネットをざわつかせているイェレナの怖すぎる顔をみてみましょう。
118話のイェレナの顔トラウマもん pic.twitter.com/xgZKbznRc5
— きるな@クリミ溺愛 (@killna731) June 7, 2019
この表情、怖すぎませんか!?
本当にトラウマものです。。
この目力、かなりいろんなことを考えてそうです。
ちなみに私は、楳図かずおさんの絵に似てるな、と思いました。
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— ももクロ侍 (@momoclozamurai) March 1, 2019
瞳孔が開いている感じ、めっちゃ似てますよね。
私だけかな・・・?
イェレナの怖い顔からどんな感情が読み取れる?
様々な伏線を持たせている進撃の巨人。
当然、この表情も伏線であることは間違い無いでしょう。
そして気になるのが、イェレナのこの表情はどんな感情から来ているのか?ということ。
過去にも「この表情は何を考えているんだろう?」という表情を見せていたイェレナですが、ここまであからさまに恐怖の表情をしていると、何か後々に繋がっているのでは?と思いますよね。
なので、伏線を考える前にまずは、イェレナの感情を考察してみようと思います。
イェレナの怖い顔の意味1:エレンに嫉妬している
イェレナはジークを崇拝するとともに、エレンにも並並ならぬ思いを持っています。
それが顕著にわかるのが、このシーンですね。
ここは分かりやすく違和感のあるシーン。
少なくともこのピクシスとの会話の中では、イェレナは「エレン」と「エレン・イェーガー」を使い分けている気がする。
なんで?
「エレン・イェーガー」のときには頭の中に「エレン・クルーガー」もいるから?#進撃の巨人 #110話 #考察 #ネタバレ pic.twitter.com/eyZmqKzmqd— 「進撃の巨人」の謎が分かった (@edonopoh) October 9, 2018
アルミンはエレンにとって一番近しい存在。
イェレナが先ほどの表情をしたのは、アルミンが「残念だけど仕方がない!ジークとエレンが世界を守るためだ!僕たちもイェーガー派に加わって2人の接触を助けよう!」と言った直後でしたので、軽々しく”エレン”と言い放つアルミンに嫉妬した、というのは考えられますね。
しかし、嫉妬だけでこのインパクトのある表情をするのは、かなり読者を混乱させてしまう気がしています。
そのため、もしかしたら単なる嫉妬では無い、ということを想像しています。
イェレナの怖い顔の意味2:アルミンが嘘をついていることに気付いている
もう一つ考えられるのは、アルミンが嘘をついていることに気づいている、ということ。
私の考察では、この線が有力です。
イェレナはかなり頭が切れます。
アルミンの言葉をそのまま素直に受け入れる、ということはありえなそうです。
ありとあらゆる状況を踏まえて、決して自分に対して楽観的な解釈をしない、というのがイェレナ。
となれば、イェレナはアルミンが安楽死計画に賛同していないことを読み取っているのでは無いか、と想像しています。
私がそう思っている理由は2つ。
- イェレナの表情に対してアルミンとジャンとコニーが大量の汗をかいている。
- ミカサに至っては、今にも斬りつけようと抜刀している。
ここから考えられるのは、表情の怖さだけでなく、強烈な殺気が放たれていたのではないかと思うのです。
ミカサはが剣に手を伸ばしたのは、その殺気に思わず、というのが妥当でしょう。
これらを考えると、イェレナはアルミン達をすでに敵と見なしており、アルミンの先ほどの言葉で「嘘」を確信させ、思わず出てしまった表情、というのが私の考察です。
イェレナの怖い顔はどんな伏線になるのか?
ではイェレナが「アルミンが嘘をついていると気づいている」という前提で、今後はどうなるのかを考察してみます。
まず、アルミンはイェレナのこの表情をどう受け取ったのか?ということ。
アルミンもかなり頭が切れます。
イェレナが「アルミンが嘘をついていると気づいている」ということを、アルミンも気付いたことでしょう。
つまり、この表情の後の「エレンとジークを助けてください。信じてますよ、アルミン」という言葉は、アルミンにとって「嘘と気づかれた上で”信じている”と言われた」と感じているのです。
進撃の巨人 118話読んだけど
叫びでファルコが巨人化してライナー喰って鎧継承と思いきや用無し顎喰って継承になりそう…ファルコに喰われるのは良い退場の仕方やろうけどライナーはまだ早いやろな〜。あとイェレナの顔の怖さはミカサ越えた pic.twitter.com/oDACrIxMo1
— Hiro (@hiroaki07291) June 7, 2019
これは、かなり恐怖を感じますよね。
もしそうであれば、アルミンはどこかでイェレナを窮地に追い込まなくてはなりません。
アルミンのことなので、単独で行動することはないでしょう。
アニを追い込んだ時のように、調査兵団を巻き込んで何かしらの策を講じるのではないでしょうか。
それがどんな策で、いつなのか。。
それは、次回以降に乞うご期待ですね!
イェレナの目的は?敵か味方か
この怖い顔をきっかけに、イェレナの正体が怪しいとの噂が再燃しています。
イェレナはパラディ島にとって敵なのか味方なのか?
それとも、単なるジークの手下なのか?
イェレナとは?反マーレ派の首謀者
イェレナが進撃の巨人に初登場したのは、パラディ島にマーレ軍として登場した106話。
ハンジが「お茶でもしましょう」と言うのに対して、イェレナ一人だけが「お茶しましょう」と応えます。
そして、仲間のマーレ兵士を銃殺して自分達がパラディ島の敵ではないということを示そうとしています。
この時、ハンジも予想外の展開だったのか、かなり驚きの表情をしていましたね。
そして実際にイェレナとオニャンコポンがお茶をして、「私達はジーク・イェーガーの命を受け上官を撃った反マーレ派の義勇兵です」といい、しかも「目的はエルディア人の解放です」とまで断言。
実際にその後は、マーレ軍に対して不利な情報を与えたり、パラディ島に軍隊の近代化を導入したりと、パラディ島の味方として多大な貢献をしました。
港を建設したり、飛行船を導入することで、パラディ島以外の地域との交流を可能にしています。
そのため、”登場した時点では”完全にパラディ島の味方であることがわかります。
イェレナとは?エレンとの密会
その貢献から、パラディ島のメンバーも次第にイェレナに信頼を持つように。
しかし、イェレナのある行動により、パラディ島のメンバーと反マーレ派の義勇兵との間に亀裂が入ります。
それが、イェレナとエレンとの密会。
今までパラディ島にとっての味方と思われていたイェレナですが、27巻110話の「偽り者」からイェレナの言動が少し変わっていきます。
ピクシス司令にエレンとの密会を告白し、その目的は「兵政権にはっぱをかけるため」ということでした。
その際、「私はただエレン・イェーガーに私を知って欲しかっただけで・・・」と取り乱しますが、この言葉が本当なのかどうかはわかりません。
現にピクシス司令も、イェレナの言葉は一部が本当で一部が嘘だと思っています。
イェレナがエレンと密会して何を話したのか、そしてどんな密約を結んだのかはいまだにわかっていません。
イェレナとは?ジークの脊髄液入りワインをパラディ島の幹部たちに飲ませた
そしてイェレナがパラディ島にとって味方だと断言できない決定的な行動が、ジークの脊髄液入りワインをパラディ島の幹部たちに飲ませていること。
ジークの脊髄液入りワインを飲んだエルディア人は、ジークが叫ぶことによって一瞬で無知性巨人になり、パラディ島の脅威になります。
ニコロの証言だと、このワインは「第一回の調査船から大量に積まれていた」らしい。
ということは、この脊髄液入りワインは最近になって用意されたものではなく、イェレナがパラディ島に潜入した頃から用意されたもの。
パラディ島に味方し、エルディア人の解放を切に願っているのであれば、ジークの脊髄液入りワインを振舞ったりしないですよね。
イェレナの目的:ジークに心から賛同しジークの手助けをしている
以上のイェレナの背景を考慮すると、まず考えられるのは、イェレナがジークに心から賛同し、ジークの手助けをしているということ。
イェレナ自身の考えがあるわけではなく、あくまでジークの描く物語の一兵士としての振る舞いをしている。
これはあり得ます。
ジークが描く「安楽死計画」を完成させるには、始祖の巨人が必要になります。
しかし、安楽死計画を実行するかどうかはあくまで始祖の巨人の判断。
そのため、ジークはクサヴァーさんから「安楽死計画」の理解者を見つけ、そのものに「始祖の巨人」を託すように言われています。
そして、そのクサヴァーさんとの回想シーンで描かれているのが、イェレナ。
つまり、イェレナはジークの一番の「理解者」であることがわかります。
ということは、イェレナはジークにとっての手足であり、あくまでイェレナの今までの言動は全てジークの目的に沿っているというのが、仮説の1つ目ですね。
イェレナの目的:ジークとエレンを利用して、何かしら自分の目的を果たそうとしている
そしてもう一つ考えられるのが、イェレナがジークとエレンを利用して、何かしら自分の目的を果たそうとしている、ということ。
イェレナは義勇兵としてマーレを欺いたり、エレンと密会してパラディ島の上層部たちの信用を失墜させる行動をしたりと、彼女も彼女なりに命をかけて行動しているように見えます。
となると、イェレナにはジークの計画以上の、それなりの目的を持って行動しているように思えて仕方ないのです。
しかし、今までの進撃の巨人の主要人物として登場してきたエレンとジークを利用してまで、パラディ島にとってのラスボス的な存在になるのも、また考えづらいこと。
そう考えると、ジークの目的を遂行するだけの一兵士としてだけの活躍なのか?
でもそうであれば、118話で見せた、アルミンを一瞥するかのようなあの恐ろしい顔のインパクトを与える必要はない気がするのです。
さらに、進撃の巨人が新章に入ったとみられる頃から、イェレナの描写があまりにも多い。
というか、イェレナの言動を通していろんな物語を展開させていると言っても過言ではないのです。
そのため、今後の進撃の巨人の展開を知るには、イェレナの言動に注目する必要がありそうです。
まとめ
進撃の巨人118話で見せた、イェレナの表情。
かなり怖くて、トラウマになりそうでした。
この表情はきっと「ジークとエレンを助けよう」というアルミンの言葉が嘘であるということを見抜いている表情なのではないでしょうか。
この表情が、今後どのような伏線になっていくのか、目が離せません!