599話では信が趙峩龍（ちょうがりゅう）を討ち秦軍右翼が大勝利をおさめた。
しかしその夜、勝利の知らせを聞いて和やかな雰囲気だった、楽華（がくか）隊が率いる秦軍左翼に龐煖（ほうけん）が登場する。
ここで599話が終わり、突然の龐煖登場に読者は混乱したことだろう。
龐煖が来た理由とは？
龐煖と対峙した蒙恬じぃはどうなる？
（2019年5月30日追記）
601話の確定情報です！
キングダムネタバレ最新話601話の確定情報と602話の予想はこちらの記事で！
キングダムネタバレ：最新話600話
それでは早速、キングダムの600話を見てみましょう！
蒙恬じぃ、蒙恬の子供を見るまで死んではなりませんよ。。
胡漸（蒙恬じぃ）の無念
龐煖が現れたことにより、胡漸（蒙恬じぃ）は楽華（がくか）隊の危機的状況を察知する。
倒れながらも目を見開きながら、この絶望的状況を見る胡漸。
部下の倒れる姿。
首がどんどん飛んでいく。
血が舞っている。
これは、龐煖が楽華隊を一網打尽にしている地獄絵図。
まさに、急襲。
思いも寄らない出来事に、誰もが、ただただ討たれるしかない状況。
不幸中の幸いなのは、この場に蒙恬がいないことか。
「蒙恬・・・」
と、孫の名を口にし続ける胡漸（蒙恬じぃ）。
死の淵にいるのか、走馬灯のように思い出が頭の中に現れてくる。
胡漸（蒙恬じぃ）と蒙恬の想い出
ここで、過去のシーンに切り替わる。
「蒙武さま、おめでとうございます！」
と涙ながらに喜んでいる、胡漸（蒙恬じぃ）。
しかし蒙武には、「お前が面倒を見ろ！」と言われる始末。
蒙武の嫡男だし、どうすればいいのかわからずに、ただただ緊張する胡漸。
胡漸にとって、幼い蒙恬は可愛くて仕方のない存在。
蒙恬にとっては、胡漸はただの遊び相手だったかもしれない。
寝ている胡漸に対し、蒙恬は沢山のカニを仕掛けたり、蛇を仕掛けたりといたずらし放題。
蒙恬が大きくなって、大家の女性に恋愛をした時の謝罪を、胡漸に任せたり。
思い出すのは、蒙恬との会話。
蒙恬は、自分の子供は胡漸に一番最初に抱っこさせてあげる、と伝えていた。
大好きだよ、じぃ。
これを思い出し、泣き出してしまう胡漸。
そう、蒙恬の子供をこの手に抱くまでは死ねない。
我に返る胡漸（蒙恬じぃ）
この騒ぎで蒙恬が戻ってきたら、かなりまずい状況になってしまう。
蒙恬だけは、死なせてはいけない。
蒙恬には、この状況を知らせてはいけない。
何としてでもこの男を蒙恬に近づけさせてはいけない！
龐煖に立ち向かおうと、立ち上がる胡漸。
剣を引きずりながらも、龐煖の元へ向かう。
まだ死ぬわけにはいかない。
蒙恬を死なせるわけにはいけない。
そして。
胡漸の一撃が、龐煖に届いた。
龐煖の怒り
胡漸の一撃に、周りの兵士もどよめく。
この怪物に一撃を！？
龐煖が刺された！？
龐煖も振り返る。
胡漸がつぶやく。
「失せろ」
この一言で、龐煖は怒る。
目には血管が浮き出ている。
もう、龐煖を止められない。
・・・やめろ・・・！！
楽華隊の兵士たちが叫ぶが、龐煖の矛はすでに胡漸に振り下ろされている。
蒙恬様・・・
意識のない胡漸が、心の中でつぶやく。
じぃは、あなたと出会えて
本当に
幸せでした
そして、無慈悲な龐煖の一撃が、胡漸の体を裂いた。
楽華隊の本陣へ急行する蒙恬
龐煖の一撃で、確実に死に向かっている胡漸。
蒙恬にはまだ、その事実は知らされていない。
蒙恬は、軍略を立てている最中だった。
しかし、何かを感じ取り、楽華隊の本陣の方を見る。
一度は軍議を続けようとするも、本陣の方が気になり、蒙恬は本陣に向かう。
趙も龐煖の出現を知る
趙にも、龐煖の出現が報告される。
この報告に、趙の兵士たちも驚きを隠せない。
秦軍の左翼小隊を全滅させて姿を消した。
趙の兵士たちは、龐煖の出現に驚きはあるものの、この状況で龐煖が出てくるのはありがたいと考える兵士も。
しかし、なぜまた姿を消したのか？
また山へ戻ったのか？
これ以上戦場には戻ってこないのか？
色々な疑問が浮かぶ。
そこへ李牧が現れる。
李牧は言う。
「彼は山へは戻りません」
カイネに「李牧様が読んだのですか？」と聞かれるも、李牧は「数年探しても居場所すらわかりませんでした」と。
そうなると、龐煖は自らの意思でここにきた。
そう、決着をつけるために。
龐煖が雄叫びをあげる。
そして、李牧は言う。
「役者は揃いましたね、カイネ」
尭雲の想い
夜の趙軍左翼で、尭雲が兵士に聞く。
趙峩龍は最古に何か言っていたか？と。
聞いているものは少なかったが、聞いていた兵士が答える。
死に際に、「あとは尭雲様に」と。
他の兵士には、意味がわからない。
しかし、尭雲にわかっているようだ。
飛信隊
そして、飛信隊に場面は変わる。
背後でドテっと音がして、尾平はビビる。
しかし、そこに倒れていたのは、信だった。
何やってんだよ、寝てねえとダメだろ！
どうやら信は、決戦前夜だからみんなと飯を食おうとしていたようだ。
そして、河了貂が差し出したのは、馬肉。
どうした、我呂の馬の肉か！？と冗談を飛ばす信。
当然、我呂から怒られる。。
ここで、河了貂がいることに驚く信。
軍議中だと思って、いないかと思ったようだ。
しかし、すでに明日の戦い方は出来上がったとのこと。
そして、今日はみんなと一緒に居たかったと言う河了貂。
ようやくだな・・・と信が言う。
河了貂がうなずく。
そして、河了貂から新たな連絡が。
ここにきて、王翦から戦略について伝令が来たとのこと。
趙軍左翼を一気に突破し、李牧の中央軍に横から突く。
その李牧軍への攻撃とともに、王翦中央軍も追撃を仕掛けると。
「いよいよだぞ、お前ら！！」
信の檄が飛ぶ。
王賁の復活
一方の玉鳳隊（ぎょくほうたい）。
天幕で休んでいた王賁が復活した。
前線に立って戦えるかはわからない。
しかし、武将としての雰囲気は戻ってきている。
最終の15日目、王賁がどこまで活躍できるか。
キングダムネタバレ：600話の感想
やはり、龐煖は李牧の指示で出てきたわけではありませんでした。
信の王騎の雰囲気を感じて山を降りてきたようです。
それにしても、降りてくる場所を間違えたのでしょうか？
それによって蒙恬じぃは討たれてしまいました。。
一方の飛信隊。
最終日を前に、全員で夕食をともにして準備万端ですね。
王賁が復活しましたが、どこまで戦えるか、その状態が気になりますね。
キングダムネタバレ予想：601話
599話で予想した通り、龐煖が李牧の指示で登場したのか、龐煖自身の判断で登場したのかが気になるところでした。
実際は、龐煖自身の判断でしたね。
これにより、龐煖の次の動きがまだ読めなくなってしまいました。
胡漸（蒙恬じぃ）は、死んでしまったのか？
胡漸（蒙恬じぃ）が討たれたことは間違い無いですが、はっきりと死んでしまったかどうかまでは描かれていません。
しかし、走馬灯のように過去の描写があることや、龐煖が姿を消したことから、胡漸（蒙恬じぃ）が亡くなったことは間違い無いかと思います。
蒙恬がどのような動きを見せるか
胡漸（蒙恬じぃ）が討たれたことで、蒙恬が黙っているはずがありません。
ですが、ここまでの蒙恬の性格を考えると、我を忘れて龐煖を追うことはしないでしょう。
次の日も淡々と、王翦の指示に従うのでしょう。
しかし、心の中では、胡漸（蒙恬じぃ）への想いがあるはず。
楽華隊の士気は高く保たれそうです。
龐煖はどこへ？
そして今回も謎となった龐煖の行方。
李牧の指示では無いことから、行き先は1つしかありません。
そう、信の元ですね。
しかし、なぜ楽華隊のところへ登場したのでしょうか？
一番近かったから？
もしかしたら、ここにも伏線があるかもしれません。
そして、胡漸（蒙恬じぃ）に刺された傷はどれぐらいか？ということも気になります。
龐煖の登場を王翦は把握した？
王翦は飛信隊に、右翼を突破したら中央軍へ攻撃するように指示しています。
しかしそれは、龐煖が登場する前の指示だと思われます。
李牧の元に龐煖登場の一報が入っていることから、王翦にも遅かれ早かれ情報がいくものと思います。
この時に、どう判断するか。
ここが見ものですね。