マーレ国に潜り込んでいたエレン。
進撃の巨人105話ではパラディ島からやってきたミカサに助けられ、飛行船へと逃げ込むことに成功します。
そこでは次から次へと衝撃を受けることばかりが発生。
そしてまさかの強敵であった獣の巨人であるジークが、マーレ国を裏切ったことが発覚するのです。
そしてパラディ島に住むエルディア人の仲間入り、かと思いきや、そこでも再び裏切ります。
なぜジークは裏切ったのか、目的は一体なんなのか、まとめていきたいと思います。
進撃の巨人のジークイェーガーとは?
まず、ジーク・イェーガーとはどのような人物でしょうか?
ライナー&ジーク誕生日おめでとう!👏🏻🎉✨
Final Season始まれば出番ももっと増えるよね(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)
アニメ放送が楽しみ!!
マーレ編のライナー結構好きよ(*˙˘˙)♡ pic.twitter.com/NBOblKaxhT— 🗝あいるにこ🗝 (@ailu_nikoniko) August 1, 2019
本名:ジーク・イェーガー
巨人:獣の巨人
父:グリシャ・イェーガー(エルディア人)
母:ダイナ・フリッツ(フリッツ王家の末裔)
出身地:マーレ レベリオ収容区
所属:マーレの戦士 戦士長
マーレの戦士で獣の巨人を継承しているジークは、エレンの同期ライナーとベルトルト、アニの上官にあたります。
エレンの父グリシャがマーレで生活していた時に、グリシャはフリッツ王家の末裔ダイナと結婚。
ジークは、そのグリシャとダイナの間に生まれた息子であり、エレンとは異母兄弟です。
>>進撃の巨人:ダイナフリッツとは?数奇な運命を辿った王家の末裔
進撃の巨人:悲しいジークイェーガーの幼い頃
ジークが幼い頃、グリシャとダイナは熱心なエルディア復権派として活動しており、幼いジークにエルディア復権の思想を叩き込んでいました。
グリシャとダイナは、エルディア復権のカギとなる「始祖の巨人」奪還の為、ジークがマーレの戦士に選ばれる事に大きな期待を寄せていました。
しかし、エルディア復権の活動にばかり関心を寄せ、ジークと遊んだり気持ちに寄り添わない両親。
過度な期待や勝手な失望に心を痛めていたジークは、両親の活動がマーレ政府に感づかれている事を知ります。
そして、当時の獣の巨人の継承者クサヴァーからの助言もあり、ジーク自身と祖父母の為、両親とその仲間たちをマーレ政府へ通報。
それにより、エルディア復権派の全員を楽園送りにし、マーレ政府からの信用を得ています。
ジークがマーレを裏切った理由は?
ジークがマーレを裏切った理由は、幼少期の壮絶な過去が引き金になっています。
収容区で暮らし、エルディア人というだけで迫害を受ける日々。
そして両親からの大きすぎる重圧もあり、ジークの中には「エルディア人として生まれなければよかった」という考えが芽生えて当然ですね。
そして、当時の獣の巨人の継承者トム・クサヴァーから、「始祖の巨人の能力では、エルディア人の体内構造を変える事が出来る」という情報を聞きます。
そこで、ジークの目的が
「これ以上、エルディア人の悲劇を繰り返したくない。始祖の巨人の能力で、エルディア人が子孫を残せないようにする。」
という「安楽死計画」に繋がります。
始祖ユミルの末裔であるエルディア人は、巨人化する能力があります。
しかしその力は何度でも武力として軍事利用され、エルディア人の悲劇が繰り返される。
ジークはそういった歴史からエルディア人を救いたい、自分の時代ですべてを終わらせるという強い決意があったのです。
両親もマーレも裏切ったという印象が強く、考えが読めないところがあるジーク。
しかし、自分をいつも気にかけてくれた祖父母を守り、同じように迫害を受けるエルディア人を救うという、ジークの優しさを垣間見ることが出来ます。
最初からジークはエルディアを救うためにマーレを利用し、マーレは軍事力としてジークやエルディア人を利用していた。
ジークはマーレを裏切るというよりも、最初からマーレに思い入れはなく、信用などしていなかったという事です。
ジークがエルディア人がいるパラディ島の人々を裏切った理由は?(脊髄液入りワインの件)
ジークがマーレを裏切ったのは、パラディ島を諸外国から守るためにジークとエレンは地ならしをする、という内容のはずでした。
ですが、ジークの目的は他にあり、その結果、新生エルディア帝国を裏切ることとなるのです。
ジークの真の目的とは「安楽死計画」というものでした。
なぜ、ジークはエルディア人を安楽死させようとしているのか。
それはジークの幼少期を振り返ると、考えが分かってきます。
エルディア人を裏切った理由:親の愛を受けずに育てられたジーク
ジークの父はエルディア復権派の先頭に立つような存在であったグリシャ。
そして母はフリッツ家の血を引く、つまり王族であるダイナです。
ジークは王家の血を引く者として生まれました。
幼い頃からジークは、父であるグリシャが復権派であったことから様々な歴史・思想を叩きこまれます。
そんな時、マーレでは「マーレの戦士」と呼ばれる、巨人の力を継承させるものを集め始めます。
5歳から7歳の健康な男子と女子とのことで、父のグリシャと母のダイナはこのジークをマーレの戦士に参加させ、スパイとして送り込むことを決めました。
エルディア復権派の活動がマーレ政府に明るみになる危険性があることを知ったジーク。
マーレ政府にエルディア復権派の存在がバレてしまうと、ジーク自身や祖父母を危険に合わせることをジークは恐れます。
また、ジーク自身のことを見てくれない両親にジークは両親をマーレ政府に密告。
ジークの密告によりエルディア復権派の人々は楽園送りとなるのでした。
ジークは、エルディア復権の活動ばかりに気が向きジーク自身に興味がない両親に育てられたことがきっかけで、自身の両親を売ったのです。
エルディア人を裏切った理由:クサヴァーさんとジークの出会い
ジークに密告を後押ししたのは、ジークがなる前に獣の巨人であったトム・クサヴァーでした。
クサヴァーはジークにとって、もう一人の父親とも言える存在。
様々な情報をクサヴァーから聞いていたジーク。
様々な話をする中で、始祖の巨人の能力を使えば、エルディア人の体内の構造を変えられる可能性について話しを聞きました。
マーレ国で受けたエルディア人の迫害の日々。
そのような迫害の悲劇を繰り返さないために、エルディア人の体を子孫を残せないようにする・・・「安楽死計画」の始まりです。
エルディア人を裏切った理由:安楽死計画のためにジークの脊髄液入りワインをエルディア人に飲ませる
この安楽死計画を行なうために、ジークはパラディ島に移り住んでからも、いずれか始まるであろう戦闘に備えていました。
少しでも自分の味方となるコマを増やすため、巨人化するために今までも使用されていたジークの脊髄液入りのワインを輸入品に忍ばせていたのです。
ついに111話でニコロのオススメワインの中にジークの脊髄液が入っていた事が明かされました。まだ確定はしていませんが、自分はジーク液入りと断定します。ワイン好きの身として放ってはおけない伏線なので、色々な角度からこの伏線を考察したいと思います。#進撃の巨人 pic.twitter.com/EV0u7H62Sq
— 巴里の恋人@アース調査兵団兵士 (@I26JReutgBAsTuT) November 11, 2018
そしてそれらは兵団上層部に優先的に振舞われていたのです。
上層部は案の定飲んでいた者がほとんど。
まんまとジークの策にはめられてしまったのでした。
また、ジークを見張っていた調査兵団のメンバーも、ジークを森へと連れていく前にワインを一緒に積んでおり、リヴァイ以外は全員巨人となってしまいます。
そしてマーレが攻め込み、自分の危険を感じて咆哮したジーク。
壁内で再び大量の無垢の巨人が誕生することとなりました。
ジークがエルディア人を裏切る行為である安楽死計画は実行された?
そのような恐ろしい安楽死計画を立てていたジーク。
その安楽死計画は実行されたのでしょうか!?
ジークの裏切り:エレンとジークが接触し座標に到達する
パラディ島にきてからも、ジークに対する信頼感を寄せていなかったパラディ島の兵団。
そのため、地ならしが発動しないようにエレンとジークは接触させないように最新の注意が払われていました。
しかし、エレンが首を撃ち抜かれながらも、エレンとジークは接触することに成功。
それによりエレンとジークは座標に到達したのです。
ジークの裏切り:始祖ユミルが王家の奴隷から解放され安楽死計画は実行されず
座標にいたのは、始祖ユミルでした。
そこで、始祖ユミルはフリッツ王家の奴隷だったことが判明。
ジークが始祖ユミルに安楽死計画の実行を指示するも、エレンの説得により、始祖ユミルはフリッツ王家の奴隷から解放されたのです。
そして結果的に、ジークが計画していた安楽死計画は実行されなかったのです。
進撃の巨人のジーク裏切りまとめ
いかがでしたでしょうか。
裏切りが続き、ついに本性が見えたジーク。
そして次々と巨人になるエルディア人・・・。
ここまではジークの思惑通りとなってしまいました。
そして、様々な犠牲を出しながらも、ジークが計画していた「安楽死計画」は成功しませんでした。
安楽死計画が実行されなかった今、どのような展開が待っているのか、見逃せません!
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