キングダムでしばしば取り上げられる、「本能のままに戦う本能型の将軍」と「策を張り巡らす知略型の将軍」ではどっちが強いのかという問題。
中華全体を見渡して、名だたる武将が激突しあってもなおその答えは出ていません。
果たして知略型、本能型の将軍はどちらが強いのか。
そのため、キングダムの知略型、本能型、それぞれの武将をランキング付けしてみました!
私の独断と偏見によるものをどうかご考慮ください!笑
キングダム:本能型と知略型の将軍とは?
キングダムでは本能型と知略型という武将に分けられることがしばしばあります。
本能型とは、麃公将軍のように相手の挙動を感覚で感じ取りながら先を読み、その場で戦術を立てる将軍のことです。
知略型とは、李牧のように基本戦術に加えて、過去の情報や相手の性格から相手の動きを読み、練りこまれた戦略によって相手を打ち破る将軍のことを言います。
本能型と知略型はどっちが強い?
本能型VS知略型、これは永遠の課題だと王騎将軍も言っています。
実際のところ、本能型の麃公将軍は知略型の呉慶を打ち破るものの、後に知略型の李牧の策によって敗れてしまいます。
ただ、本能型の将軍は知略型の予想を超えてくることもしばしばあるので、本能型を極めれば知略型を打ち破ることが出来るかもしれません。
そう思っていたのも束の間、李牧や王翦将軍が知略型に加えて本能型の戦いまで覚えているじゃありませんか!!
もうどっちが上とかわからない、、、
ですが、李牧や王翦は本能型の戦い方を極めているわけではありません。
あくまで知略の上の本能です。
言っている私もわけがわからなくなってきましたが、本能型を極みに極めれば知略型を打ち破ることができるはずです。
本能型の進化を知略型が学び、それを繰り返して更なる高みへと成長していく、という流れになるのかなあ。
ということで、がんばれ信!本能型を極めて李牧を打ち破れ!!!
キングダムの本能型の将軍・強さランキング!
まずは、本能型の将軍のランキングを見ていきましょう!
本能型の将軍第10位 張唐(ちょうとう)
出番は少ないですが、韓の成恢(せいかい)を討ち取った張唐。
そのカッコイイ生き様に惚れてしまいました。
張唐は武将の中の武将であり、秦国に忠誠を捧げてきました。
桓騎から、秦の為に死ねるか聞かれたときには即答しました。
「愚問だ」
更には、毒矢で瀕死の状態ながらも、桓騎の策に命を賭けて成恢を討つ姿には痺れました。
「毒はない、、。毒はないだろうがァ!こんなもの武将の死に方ではないわァ!」
本能型の将軍第9位 亜花錦(あかきん)
朱海平原の戦いで頭角を現した亜光将軍直下の千人将亜花錦(あかきん)。
亜花錦は戦場を自由に飛び回り、要所要所で秦軍を危機から救い出します。
亜光将軍を救い出したときは、私は声を上げて「ナイス!」と叫んでしまいました。
確実に将軍級の実力を持っていますし、今後も活躍すること間違いなしと読んで、9位にしました!
本能型の将軍第8位 慶舎(けいしゃ)
物静かな様子の慶舎ですが、その正体は李牧も太鼓判を押す本能型の武将です。
”沈黙の狩人”とも呼ばれる慶舎は、蜘蛛のように策を張り巡らせ、その罠にかかるのを楽しんでいます。
本能型の才で、麃公将軍も罠にかけ、あわよくば麃公将軍を討ってしまうのではないか?!と思わせたほどです。
そんな慶舎も、敗走をしている背を信に討たれてしまいます。
李牧への感謝を胸に討ち死にしてしまう様は少し感傷的になりました。
そして、巻末エピソード。泣けますねぇ。
本能型の将軍第7位 尭雲(ぎょううん)
大軍師であった元三大天藺相如の側近でありながら、本能型の才を発揮する尭雲。
その武力と戦術眼で亜光将軍を戦線離脱させ、王賁をも瀕死状態にさせる活躍をみせました。
しかし、尭雲は決死の覚悟で出てきた王賁に討たれてしまいます。
尭雲の朱海平原での活躍は趙国で一番だったのではないかと思います。
本能型の将軍第6位 信
天下の大将軍を目指す飛信隊隊長の信。
今は5千人将として活躍中ですが、朱海平原の戦い後には将軍になるでしょう。
数々の死線を乗り越え、その度に大きく成長している信。
尭雲との戦いで互角の戦いをみせ、更に趙峩龍(ちょうがりゅう)を討ったことで尭雲をすでに超えているのではないかと思われますので、7位にしました!
今後は、第一位まで上がる武将になっていってほしいです!
本能型の将軍第5位 汗明(かんめい)
ドドンドドン汗明!!!誰が至強か!?汗明!!!でお馴染みの楚の大将軍汗明。
今まで一度も敗れたことがないという汗明は大錘(だいすい)という大きな鉄の棒。
これを振り回し、秦将蒙武と大熱戦を繰り広げました。
あらゆるものを叩き潰す様は狂気としか言いようがありません。
そんな汗明も蒙武に討たれてしまいます。
秦でいう王騎将軍級の将軍を失ってしまった楚国。
楚にはまだまだ汗明を超える武将が存在するのでしょうか。
本能型の将軍第4位 蒙武
汗明を倒して秦軍を合従軍戦勝利へと結びつけた蒙武将軍。
その強さは汗明との死闘でさらに磨きがかかり、秦国最強の武を持つ将軍であることを中華全体に知らしめました。
馬陽の戦いでの王騎将軍との戦いを通じて成長し、合従軍戦で汗明を打ち破ることで覚醒した蒙武将軍。
次の大きな戦いは楚国との対戦になりそうですが、今度はどんな戦を繰り広げてくれるのでしょうか。
蒙武が本能型の才能を発揮すれば、中華最強の武将に名を連ねること間違いなしです!
本能型の将軍第3位 楊端和(ようたんわ)
第3位は、山界一の美女であり、その強さは大将軍級である死王と呼ばれる楊端和です。
楊端和は、策はざっくりで現場判断で行動し、敵を翻弄します。
超強気なその戦法は、趙との橑陽(りょうよう)の戦いでも敵将舜水樹(しゅんすいじゅ)をおどろかせます。
また、自らを囮にして相手を死地に誘い込むのも楊端和にしか出来ない戦い方です。
この先も秦国と一緒に戦ってください端和様ァ!!!
本能型の将軍第2位 廉頗(れんぱ)
趙国三大天であった廉頗。
その後は魏に渡り、更には楚へ亡命しますが、その力はホンモノ。
山陽の戦いでは蒙豪(もうごう)将軍の策を打ち破り、蒙豪将軍の片腕をとる活躍を見せ、まだまだ余裕があるように見えます。
かなりの高齢なはずなのに、信へ向けた一撃は相当大将軍級だったようで、まだまだ衰えを知りません。
身体も大きく、火の付け所を見誤らない廉頗は、まだまだ秦国の脅威となりそうです。
本能型の将軍第1位 麃公
栄えある第1位は、キングダムで本能型の代表として活躍した麃公将軍です。
麃公将軍は、六大将軍級の力を持ちながらもそんなものに興味はないといって、ひたすら激戦地を戦い抜いてきました。
その戦い方ははたから見たらめちゃくちゃ。
ですが、確実に敵の息の根を止めます。
相手の動き、空気感や表情から先の先を読み、李牧をも翻弄する動きを見せ、”本能型の際にある武将”と言わせます。
そんな麃公将軍が認めたのが信ですので、本能型の極みに達することは間違いないでしょう。
信! ”火を絶やすでないぉォ”
キングダム知略型の将軍・強さランキング!
次に、知略型の将軍ランキングを見ていきましょう!
知略型の将軍第10位 呉鳳明
魏国の将軍で呉慶を父に持つ知略型の武将です。
合従軍戦では麃公将軍を策で翻弄し、函谷関では特注の井闌車(せいらんしゃ)を用いて秦軍を大いに攻めました。
ですが、著雍の戦いでは王賁の策の前に敗れ、最後の一手であった敵本陣急襲も信に読まれ、討たれる寸前で逃げ延びました。
きたる秦VS魏の戦いでは確実に呉鳳明が覚醒して秦軍に向かってくると思われますので、要注意人物の一人です。
知略型の将軍第9位 王賁(おうほん)
第9位は玉鳳隊隊長でもある王翦の息子である王賁です。
四千人将時代の王賁は、著雍の戦いに王賁の考えた策で臨みます。
この策で見事、呉鳳明軍を撃退し、著雍の地を秦のものとしました。
この後も朱海平原の戦いでは、追い詰められてる状態から逆転の一手を繰り出したり、尭雲を討ったりと玉鳳隊だけでなく、王賁自体も覚醒しています。
今後は大将軍となっていくはずですから、王賁が王翦をも驚かす策をとれるかどうか注目です!
知略型の将軍第8位 羌瘣(きょうかい)
飛信隊で副長を務める元暗殺一族蚩尤(しゆう)の出で、巧みな剣術で敵を切り伏せていきます。
そんな羌瘣の必殺技は、「トーンタンタン」でお馴染みの巫舞(みぶ)。
この技の前には敵兵も、人の技ではない、と恐れおののきます。
戦術に関しても、なんとなくやっているものの河了貂の考えも手に取るように分かるようで、朱海平原の戦いでは蒙恬の策の意図も素早く理解していました。
飛信隊の副長としてではなく、個別の部隊となったら羌瘣隊はどれほど強いのか想像もつきません。
ただ、部下を鼓舞するのは苦手なようです(笑)
知略型の将軍第7位 蒙恬(もうてん)
楽華隊隊長として五千人将を務める蒙恬。
その戦いぶりはもう既に将軍級です。
朱海平原の戦いでは麻鉱討ち死にの後に左翼の将を務め、王翦将軍の策の意図も理解しながら立ち回ることが出来ることを示しました。
蒙恬は、その練りこまれた戦略が認められて大将軍となることでしょう。
第6位 桓騎(かんき)
”首切り桓騎”として恐れられている元大野盗集団の首領である桓騎将軍。
函谷関の戦いでは、油の樽を投げたり投げなかったりで合従軍を翻弄します。
また、黒羊戦では紀彗(きすい)が敵の要だと悟ると、すぐさま弱点を見つけ出し、離眼城に紀彗がもどるように仕向けます。
恐ろしく残虐な奇策ですが、この策により当初予測していたより半分の死者で黒羊戦を終えることになりました。
恐るべし桓騎将軍。
知略型の将軍第5位 騰
王騎将軍の副官を長年務めた秦国の大将軍。
王騎将軍の副官といってもその実力は王騎将軍にも引けをとらず、合従軍戦でも臨武君を余力を残して討ち取り、また、楚軍の猛攻をうけるとすぐさま王賁と蒙恬を左右の将に据えるなど、現場での的確な判断が光ります。
王騎将軍の真似は下手なようですが、激しい戦場でも和ませてくれる将軍の一人です。ココココ
知略型の将軍第4位 禍燐(かりん)
楚の将軍として、後には宰相として活躍する禍燐。
合従軍戦ではその策で蒙武・騰連合軍、更には函谷関を脅かす策を講じ、李牧をも驚かせました。
象を戦場に持ち込んできたときは、度肝を抜かれました。
宰相となってしまったのでもう戦場には出てこないかもしれませんが、またあのバミュウ攻めもみたいものです。(笑)
知略型の将軍第3位 王騎
かつては秦国の六大将軍として、嬴政の下でも天下の大将軍として猛威を奮った将軍です。
李牧の策によって討たれてしまいましたが、馬陽の戦いでの李牧軍到着までは完璧な戦いぶりでした。
龐煖さえいなければ、、、と思いますが、王騎将軍は死に際でも全く後悔している様子はありませんでした。
それより、だから戦は面白い!と言ってこの世を去りました。
中華の一時代を築いた記憶は、人々の心に残り続けています。
知略型の将軍第2位 李牧
趙国三大天であり、知略型最強とも言われる存在の李牧。
王騎将軍を敗った馬陽の戦いをはじめ、合従軍戦でも麃公将軍を討ち取り、朱海平原の戦いでも王翦軍第二将の麻鉱を一撃必殺で敗るなど、その練りこまれた策によって敵を倒してきました。
李牧も自分が中華で最強だと信じて疑っていない様子です。
王翦将軍との直接対決でも、本能型の戦い方を身に着け、王翦将軍を翻弄します。
ですが、もしかすると李牧が敗れてしまうかも、、、?!
第一位はこの人です。
知略型の将軍第1位 王翦
栄えある知略型第一位は王翦将軍です。
山陽の戦いでは敵将姜燕(きょうえん)を足止めし、合従軍戦では燕(えん)の将軍オルドを翻弄し、隣の隣の戦場の禍燐軍別動隊の背を討ちました。
王翦将軍の戦術眼は、視野が広く、どんな些細なことも見逃しません。
また、きたる李牧との頂上決戦では、序盤こそ李牧の戦術に翻弄されるも、すぐさま李牧の戦術を真似し、反撃します。
鄴攻めの全体の戦を見渡してみても、橑陽での楊端和軍勝利に加え、鄴の兵糧の大部分を燃やすなど、李牧を追い詰めます。
李牧をも超える軍師の才能があるとみて、王翦将軍を第一位にしました!
キングダムの武将番外編:武神 龐煖(ほうけん)
本能型知略型とは関係なく、最強の武人だと思われるこの男も紹介しなくては!とおもいましたので、紹介します。
武神と名乗る趙国三大天の龐煖は、王騎将軍を敗り、麃公将軍までも討ちとります。
王騎将軍には内容は負けていましたが、その後また成長したようで、麃公将軍をも余裕を持って倒しています。
最強の武を持つ武神に勝てる者はこの先現れるのでしょうか。
ですが、武将と戦う度に武将の力に驚かされていて、武将とは何かを自問自答するたびに、邪念が入ってしまっているように見える龐煖。
この先、本物の武将として覚醒する日が来るのでしょうか。
キングダムの本能型と知略型の将軍まとめ
本能型と知略型の武将ランキング、いかがだったでしょうか。
この他にも様々な武将が猛威を奮っていますし、これから先出てくる武将もこのランキングを塗り替える可能性は十分あり得ます。
キングダム連載中に、どっちの型が強いのかわかる日は来るのでしょうか?!
そして、キングダム607話では、知略型と思われていた李牧と王翦が、なんと本能型も使えることが明らかになりました!
もう、どっちが強いとかは、決着つかないのかな・・・。
この記事を書いている時点では、糸凌の強さがわかりませんが、結構な本能型の強さんなじゃないかと思っています。